塩﨑 夏果 しおざき なつか 先生_1

先生インタビュー

やりがいは生徒の成長ペースに合わせられること

eラーニングコースでの担任と、国語・書道の授業を担当する塩﨑夏果先生。大学卒業後2年目というフレッシュな先生ですが、担任も2年間の経験となったことで保護者の方と一緒に生徒をどうサポートしていくかしっかりと考えられる余裕も出てきたそうです。少ない登校日数のeラーニングコースでは日頃の関係づくりにも工夫があります。元々書道を仕事にしたいと選んだ教員生活ですが、今ではそれ以上に生徒の関わりにやりがいを感じる日々のようです。



▶︎スクーリングでお互いに声をかけやすいように

 かぎこうに着任して、今2年目です。現在は、eラーニングコース2年生の担任を持つほか、書道と国語の授業を担当しています。担任は、1年目、2年目とそのまま持ち上がりで、生徒対応に加えて、保護者と一緒にどう生徒をサポートしていくかということまで考えられる余裕がでてきました。

 eラーニングコースは、半年に5日~7日の登校で高卒を目指すコースです。生徒と会う頻度も少ないため、電話やメールでのやりとりをすることも多いです。少ないスクーリングの日にお互いに声をかけやすいように、関係を少しずつ構築しています。最近では、集中スクーリング以外に、木曜・土曜の2日クラスのスクーリングに出席する生徒も増えてきたので接する機会が多くなり、よりスムーズに関係を構築できています。

 担当している教科の書道では、授業の中で、筆を持って体験する時間を多くとっています。丁寧に綺麗な字を書くことを目的としてではなく、表現の仕方や筆法など楽しく学び、「できた」という達成感を得てもらいたいからです。そして、書道が生徒にとって何かに繋がるきっかけになってもらえたら嬉しいです。「文字は人を表わす」と言われます。相手に対する丁寧さや表現する楽しさに気づいてもらいたいですね。



▶︎高卒の先を見据えてサポートしたい

 国語では、それぞれのコースに合った授業を展開しています。eラーニングコースでは、授業数が限られているため、各単元で「この内容理解を深める」と目標を一つ決めて、生徒と一緒に達成していくことを意識しています。

 通学型クラスでは、貸与しているタブレットで意見交換できるロイロノート(※)をよく使っています。発表が苦手な生徒もタブレットを通して共有できるため、どんな生徒にとってもよい効果が生まれます。

 日々の授業のほかにも、学校説明会や相談会など生徒募集にも関わらせていただいています。生徒募集では、入学相談にくる生徒のそれまでの経緯を伺います。そこで、一人ひとりにかぎこうができることを提示し、入学後に着実に実現していく。ここの手厚さはかぎこうの強みだと思います。生徒一人ひとりの能力・適性を見て、サポートする範囲と自分でできるように促す範囲を意識しながら接しています。高校卒業の先を見据えて、自立できるようサポートしていきたいです。

※授業中にインターネットを通して生徒同士が情報共有をしながら学習を行うためのシステムです。


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